
山形県遊佐町と、習慣化アプリ「みんチャレ」を開発・運営するエーテンラボは、65歳以上の町民を対象としたフレイル予防・健康づくり事業を、6月1日(月)より本格始動した。
冬場や地域コミュニティの減少に伴うフレイル(虚弱)を予防
昨年度より実証事業をスタートした遊佐町の65歳以上の町民を対象としたフレイル予防・健康づくり事業では、「みんチャレ」内に遊佐町専用ページ「ゆざまちチャレンジ」を開設。目指すのは吹雪などの悪天候や環境に左右されず、誰ひとり孤立させない持続可能な支え合いのしくみだ。デジタル上に住民同士の「ゆるいつながり」を生み出すことで、冬場や地域コミュニティの減少に伴うフレイル(虚弱)を予防する。
さらに、シニア層がアプリを楽しみながら自然とスマートフォンを使いこなせるよう支援し、災害や安全情報のセーフティネット強化と、シニアのエンパワーメントを同時に達成する「地方自治体DXの新たな先進モデル」の構築を目指すという。
遊佐町の高齢化による課題
遊佐町の高齢化率(65歳以上の割合)は45.7%(令和6年10月1日時点)と山形県内でも高い水準にあり、健康寿命の延伸が喫緊の課題になっているという。
これまでも一般介護予防事業等を通じて地域での「通いの場」の創出に努め、現在は約50カ所まで回復しつつあるそう。しかし、高齢化や就労環境の変化に伴い集落単位での活動再開・維持が困難な地域もあり、さらに冬場の悪天候による外出自粛や交流休止も課題となっていた。
また、多様な分野でICT(情報通信技術)の活用が求められる昨今、遊佐町ではシニア世代のICTリテラシー向上を重要な方針としているという。
スマートフォンへの苦手意識を克服することは、日常の利便性向上にとどまらず、災害情報や昨今相次ぐ熊の出没情報といった「命を守る防災・安全情報」を、町からいち早く受け取るための重要なセーフティネットとなる。
これらの背景から、遊佐町の65歳以上の町民を対象としたフレイル予防・健康づくり事業がスタートした。
事業内容について
遊佐町の65歳以上の町民を対象としたフレイル予防・健康づくり事業では、「みんチャレ」アプリ内の遊佐町専用ページ「ゆざまちチャレンジ」にて、65歳以上の高齢者同士がチームを組み、チームの仲間同士で楽しくコミュニケーションをとりながら介護予防に取り組む。スマホに不慣れな高齢者には使い方講座に参加してもらうことで、誰ひとり取り残さないデジタル化を実現するという。
今回の事業内容はアプリの使い方講座から参加となり、その後チラシ・HPなどからアプリをインストールし、遊佐町専用ページに参加する。
使い方講座は2回連続の講座で、月曜日コースは1回目が6月15日(月)の13:30~15:00、2回目が6月29日(月)の13:30~14:30。火曜日コースは1回目が6月16日(火)の10:00~11:30、2回目が6月30日(火)の10:00~11:00。
場所は生涯学習センターで、費用は無料。申込は、遊佐町健康福祉課介護保険係の電話で受け付けている。電話番号は詳細ページで確認できる。
習慣化アプリ「みんチャレ」の機能
「みんチャレ」の利用料は、月額プランが500円/月、年間プランが4,700円/年。「みんチャレ」の健康データ機能は、歩数の自動計測や体重・睡眠時間などを記録しセルフマネジメントに活用できる。

チーム機能は、5人で励まし合いながら楽しく続けるデジタル・ピアサポート(※1)機能で、勉強・ダイエット・運動など同じ目標を持った匿名の5人でチームを作り、ナッジ(※2)を応用したしくみで楽しく習慣化を目指すことができる。寄付機能は、取り組みを続けることで貯まるアプリ内コインを、全国の社会貢献プロジェクトに寄付することができる。
遊佐町と習慣化アプリの「みんチャレ」のシニア向け健康づくり事業をチェックしてみては。
ゆざまちチャレンジ 詳細:https://www.town.yuza.yamagata.jp/archive/p20260513150553
みんチャレ公式サイト:https://minchalle.com
みんチャレ公式ブログ:https://minchalle.com/blog
※1ピアサポート:仲間同士の助け合い
※2ナッジ:経済的なインセンティブや行動の強制をせず、本人が無意識によい方向へ行動変容を促す戦略・手法
(yukari)